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2004年01月22日

工業生産食物。

By marfua 2004年01月22日 18:10

一昨日、昼の移動時間にデパ地下でお弁当を買おうと思ったのに、ご贈答品解体セールをやっててメチャ混みでした。
あんまりすさまじいので諦めて、マックに行ってマックリブとカフェオレを注文。午後の仕事先で食べようと思ったのに、おねえちゃんが可愛い声でお持ち帰りですか〜?ってきいてくれなかったので、そのままトレイを持って禁煙席に。どっちにしても一人だし。
持参した寺田寅彦随筆集3を読もうと思ったんだけど、マックリブって片手じゃ食べられないでしょ、パンと中身がずれちゃって。それで両手で押さえつつ、トレイに乗ってるマックの広告を読みました。

そこにはハンバーガーのパテが、管理の行き届いた食品化工場で作られていく写真が載っていた。衛生的で安全な食品。う〜ん、でも工業製品みたい。
私は前の晩に息子の言ったことを思い出しました。日曜にスーパーで買った大根に5センチくらい葉っぱがついていたのを切り取って、水につけてキッチンに置いておいたの。少し元気になったらお汁の具にしようと思って。
それを息子に、ねえこんなに葉っぱが出てきたから明日食べようと言ったら、彼、えー、このまま育てようよー、と。ちょっと可哀そうになったらしい。このまま水につけといても栄養足りなくて枯れちゃうわよ、その前に食べちゃおうよと母は脳天気に言いましたけどね。
家の狭い庭でもプチトマトやジャガイモを作ったりするんだけどな。今年の夏は、彼にトマトをもいでくる機会をたくさん与えよう。

人間の歴史の中で、食料が自分の手によらずに生産されるようになったのはごく最近のこと。それまでは農耕も狩猟も、目の届く範囲で行われていた。
現在は食料がグローバルに流通するようになり、農耕も酪農も漁業も、食べるためのものから生活する金を得るための仕事に変化した。(ここらへん実は専門で、資源の偏在、生産・消費の偏り、ひいては人為が環境に与えるインパクト等について書き始めると止まらなくなるので、またの機会に。)
そうして大量生産された工業製品のような肉とその生前の姿とが、私たち消費者にとってはどうにも結びつかないものと成り果てる。
BSEも鳥インフルエンザも過度に生産性を重視した結果であるとは誰もがわかっているんだけれど、同日の昼食に吉野家の牛丼を食べて安いね〜とご機嫌だった人が夫だったりして。



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