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2004年12月08日

穢れの構図。

By marfua 2004年12月08日 00:56

またどこぞの大学生が女性にとんでもないことを。
君らは女性のことを何だと思っているのかね?

先週の水谷修氏の講演会で、水谷氏が言ったことを思い出しましたよ。
男の子は悪い方に落ちていくとき、ズルズルと斜めに落ちていく。女の子は、ある一点を過ぎるとダーッと一気に落ちていく。その一点というのが性体験です、と。
つまり、ちょっと悪いことに憧れているような女の子を数人で強姦するそう。そうすると、真面目な子ほど自分が汚れてしまった(通称『雑巾』というらしい)と思い、男の言いなりになると。

日曜日に娘は、年末年始にバイトをする神宮の説明会に行ってきたの。
今年は職員の紹介者のみ、100名の神前奉仕(つまり巫女さんのバイト)だそう。
もらってきた注意事項や言葉づかいの書いた紙を見たら、もちろん髪は染めていたらダメ、マニキュアもダメ。ママは絶対働けないねと言われました・・・。
まあその前に、清楚な乙女(=穢れていない)という暗黙の了解に引っ掛かっちゃうけどね。

ところでこの、『乙女=清らか』、『性体験済み=穢れている』という構図はどう?
逆に男性だったら、女性に輪姦されて童貞じゃなくなっても、ある意味ラッキ〜!とか思う人もいるんじゃないかと。君らは最初から失うものがないからなぁ。
じゃあ女性が失うものって何?処女とか、清らかさとか?
まあそれも二十歳過ぎればどうってことなくなると考えると、東京都の青少年健全育成条例は必要なのかもね。18歳未満はやっぱり保護するべきなんじゃないかな。あれも曲解という問題があるから難しいけど・・・。

それにしても悲しいのは、少女が自分自身を穢れてしまったと思い込む、そういう今の日本の社会。
どういうんだろ、漫画でも、ドラマでも、日常でも、乙女は清らかであるべき、性体験をしたら雑巾だ、ということなの?
汚れは洗えば落ちるよ、こんなことでは君は汚れたりはしないんだよと、心を深く傷つけてしまった子に言ってあげてよ。

巫女さんのバイトというのは、ジェンダーはもちろん、日本の宗教とか歴史とか、様々なことを感じるきっかけになるんじゃないかと思って、娘には推奨してるんだけど。
彼女は、お守りや破魔矢の値段(『初穂料』というらしい)全部覚えなくちゃ〜とか、はりきっています。



カテゴリー: 2004ジェンダー2004社会(後期)
コメント

「穢れ」の根本はやはり死穢というやつで、お産もあの世とこの世を結ぶものと考えられて女性と穢れというつながりができたのではないかと思います。穢れと神聖なものは表裏一体。
そういう意味で「ケガレ」は日本人の根本的な生死観からくる信仰に結びついた言葉ですよね。
心の問題の解決にはそういうことをきちんと学ぶ必要があるのではないでしょうか。男女を問わず。
このような古来からの信仰をバックボーンに持ちながらそれをあえて無視して宗教的に無知な状況を作ってきたツケが今のモラルハザードにつながっているのではないかと思います。

歴史は宗教と切り離せないものなので、きっかけとして巫女さんのバイトは面白いと思いますが、大きな、それも歴史の浅い北海道の神社で直接学べる(感じられる)ものはあまり多くないかもしれませんね。。。
値段を覚えるのも大事だけど、祭られている神様がなんなのか調べてみるといろんな疑問が出てきて面白いかもしれません。

投稿者 んちば : 2004年12月08日 21:52

日本人は宗教嫌いのお墓好きって言われるでしょ。まあ私もそうですが。(苦笑)
古来から、女性の月経の時期は『穢れ』だったけど、女性から見たらとんでもない性差別なわけですよ。
そういう社会ができあがってる中で、意識を変えていくのはなかなか難しいかもしれません。
神宮ではというと、夫婦別姓反対の署名をしていますし・・・。

ところでうちは神宮のお供えのお下がりをいただいたりするので、子どもたちは神宮には特別な愛着があるみたいです。
親としては、地域の施設をうまく利用して社会勉強をさせたいなーと思ってたり。

投稿者 まーふあ : 2004年12月08日 23:49